時間の外にいる

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ベニスに死す(L・ヴィスコンティ)

「わたしの父の家にも砂時計があった。
砂の落ちる通路(みち )は非常に狭いので、
最初のうちは いつまでも上の砂の量が
減らないようにみえたものだ。

砂が残り少なくなったことに気づくのは
いつも終わりの間際だった。

それまでは誰も殆んど気にしない。
最後まで時間が過ぎて

気づいたときには、
既に全部の砂が落ち切っていた・・・ 」


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先日WOWOWで「ベニスに死す」を
(原題/Morte a Venezia(Death in Venice)/1971/イタリア/フランス)
見ました。
主人公のアッシェンバッハ(ダーク・ボガード)の回想シーンでのセリフです。
老いは取り繕うことができません。
しかも
なお「時」はこれからも止まることはありません


老いを読むミラー硝子の窓辺にて
           閉園の町割れた福助  ゆみこ



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